スバル1000
軽自動車で爆発的人気を博したスバルにも普通乗用車はあった。スバル1000という、地味な存在ではあったが
新規テクノロジー満載の隠れた名車であった。後ろエンジン後輪駆動(RR)で知られたスバルではあったが、この
車では一転して前エンジン前輪駆動(FF)を採用し、インボードフロントブレーキ、軽量化ボディなど当時の自家用
車としては最先端の装備を誇っていた。コストが高く付き、大量販売もできないこと、また、エンジンルームに手が
入れられないと言われたほどの整備性の悪さから、やがてカローラなどの低コスト・良整備性の車に水をあけられ
高性能でありながら日陰の存在から抜けることが出来なかった。
スバルff−1
スバル1000はやがて排気量アップと共にスバルff−1と名を変え、売れないながらもスバルの理想主義を具現化
していった。1300まで排気量をアップしたあと、後継車レオーネとの並行販売を経て座を譲った。
1966−72年頃
TOYOTA NISSAN MITSUBISHI MAZDA HONDA DAIHATSU SUBARU SUZUKI ISUZU 他