クラウンのストップランプ

 

 

前の型までと大きく異なるコンセプトで話題になった2022年発表の

16代目クラウン。あまりに大きなイメージチェンジだったため、クラウンの

名を使う必要はなかったとか、同時期発売のプリウスの大型版などと言われた。

全体のデザインに関しては言いたいことは山ほどあるのだが、ここでは特に

安全面に関することを取り上げたい。安全に関することはデザインに影響し、

特に命に係わる自動車においては重要なポイントとして外すことはできない。

 

しかし、このクラウンでは疑問に感じざるを得ない箇所がある。

ストップランプが異常に小さく「ケチられて」いるのである。

確かに認可を受けているのだから法的には問題ないのかもしれないが

さすがにこれでは・・・・・と思えるレベルなのである。

 

 

800万円を超える価格の高級車が後続車に示す停車のメッセージが

たったこれだけ。左右それぞれ切手一枚分の面積のみ。

コストダウンなのか旧型に反した新しさを追求した結果なのか

知らないが、きわめて貧相な発想に基づくデザインに映る。

 

かつてのクラウンにはその社会的位置に相応しい堂々とした

尾灯が与えられていた。それが後続車に対しても親切な仕様

だったのだと思う。必要を十運に満たし、余力を感じさせることが

高級車のつとめでもあったように思う。必要最小限のケチりなど

無縁のはずであった。美しさも安全性も感じられないクラウンに

やはりかつてとは全く異なるコンセプトになってしまったのだと

感じさせられる残念ポイントである。

 

 

美しいレンズカットが施されていた頃のストップランプ

 

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