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iQ(あいきゅう)

 

 

ヴィッツはコンパクトカーと呼ばれているが、実際は昭和40年代のスカイライン2000GTを

超える全幅、全高を持つなど決してコンパクトとは言えない寸法である。安全性、居住性の面から

現代のスモールカーの設計では、幅と高さを切りつめることには消極的である。その分、全長の

切り詰めでコンパクトを実現しようとしたのがこの車で、材料節約(コストダウン)の為の小型化

ではなく、「時代を考え抜くとこのような答えになる」という提案としての量産化であった。

 

 

魚でいえばマンボウのような、車の頭のみの部分に4輪が付いているといった感じのサイドビュー。

1人や2人の人が移動するにはこのくらいの大きさで十分でしょうというアピールであろう。

このような考え方は何年も前にスマートなどが提案しているのだが、トヨタの技術ならもっと上のものができる、

さらにスマートにはない後席もあるよというわけで単にスマートの後追いではないと言いたいようであった。

 

 

スモールカーの定石である「かわいく見えるデザイン」からはあえて明確に距離を置こうとしたデザインは

この車を妙に無骨なものとした。離れ目でやぶにらみの顔つきは、さながら「カニの貯金箱」。

IQ(知能指数)=知的な表情を連想させたいところであろうが、爬虫類どころか甲殻類の顔では

知性は演出できそうもない。百歩譲って人間に見えたとしても「嫌われ者の意地悪ババア」という感じ。

 

 

まあ、「かわいく見えない」というコンセプトは達成しているのでそれでいいのだろうが

これに乗れば知性が高く見えるかというとそこは怪しい。「知的に見られたい小金持ちの

人なのね」というのがせいぜいのところであろう。というのはこの小さな車が結構高い。

小さい=安い、という概念を打ち破ろうとした意図もあり、ヴィッツの1.5倍ほどもする。

 

 

「少々金を持っているからといって、どかんとセルシオを買っちゃうような人は実は

あまり賢くありませんよ。ほんとに賢い人はこのような高くて小さい車に乗るんですよ」と

いうような裏の意味みたいなものも感じ取られておもしろい。

 

しかし、本当のところ客が知的になってもらっては困るであろう。普段1人でしか乗らないのに

8席も備えたミニバン(デカバン)や山にも行かないのに巨大なタイヤを転がすランドクルーザー

みたいなのを買ってくれる人こそ上客だからである。今で言えば補助金目当てに好きでもないのに

続々とプリウスを選択するような人々もいいお客である。変に知的になって自転車にでも乗り換えられたら

困るのが本音のところであり、iQの提言は世界のトヨタとしてのタテマエと言ったところであろうか。

 

 

前にも言ったように、一方で傘下に収めたスバルのR1、R2などを生産中止に追い込んで

おいて敢えてこのような車を開発するのはどうしたものかと思う。軽では世界市場には出せない

というのかもしれないが、スバルのコンパクトカーの技術はトヨタを凌いでいる。それを殺して

までこの「意地悪ババアカー」を出さなければならないとは思えないのである。

 

 

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