広告より2

プリンス グロリア/日産 ブルーバード

 

 

ここにあるのは日産自動車と合併する前のプリンス自動車の作品であるグロリア(昭和38年)と

日産ブルーバード(昭和40年)の雑誌広告である。この時点ではそれぞれ別会社であるのだが、

のちに(昭和41年)合併する両社の広告に共通しているものがあった。

 

 

 

溢れんばかりの「自信の誇示」−−−−−

グロリアは「スタイルがいいなんていうのは言われなくてもわかっている。それよりエンジンに注目してくれ。」

ブルーバードは「ラリーで強いのは当たり前だが、ラリーに限らず家庭でも使用してくれ。」と表立って訴えている。

 

 

 

ブルーバードの室内写真だけの広告も異例だが、当時の型は外装が不評で苦労し、途中で

ボディラインを修正するほどメーカーも気にしていた。この広告は苦肉の策とも読みとれる。

 

メーカーにより、また車名により大きくイメージが異なり、それぞれが充分すぎるほどの個性を

際立たせていた時期、実車に負けず劣らず広告もまた個性的であった。

 

 

TOYOTA  NISSAN  MITSUBISHI  MAZDA  HONDA  DAIHATSU  SUBARU  SUZUKI  ISUZU  

                                                    

            

            

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