貧乏人から富豪への献金

 

 

 

最近はトヨタの横暴への苦言が多くなってしまい、他の話題が滞ってしまっているが、それも次々と

似非(エセ)エコ政策とトヨタの連携が明らかになり、それに関連する話題には事欠かないからである。

 

 

プリウスの好調に乗じたトヨタの次の手は、より収益の上がる車種へのエコ政策適用であった。

インサイトとの対抗上車両本体価格を下げざるを得なかったプリウスは、当初の目論見よりも

1台あたりの利益が下がってしまった。18万台(2009・7時点)程のバックオーダーを抱えている

とはいえ、補助金が底をつくまでに生産が間に合わなかった分についてはキャンセルされてしまう

リスクもある。生産しきれないかも知れないプリウスに頼り切ることは、ホンダ等の他社に補助金

を浚われてしまう可能性もあり、プリウス以外の車でエコ補助金を囲い込む必要が出てきた。

 

 

トヨタの別ブランドレクサスではLS600hという1500万円を超えるハイブリッド車をこしらえ

補助金+大幅減税による富裕層へのアピールを始めた。場合によるが制度を最大限に

活用(悪用?)すれば、公金から約100万円もの支出をさせて高級車が手に入るという

およそエコとは関係のない事態が発生する。→ http://lexus.jp/service/zeisei/car_list/

 

 

度々言うが、13年を超えた古い車に乗って凌いでいる人たちは10%増税のグリーン税制

(この名前も頭に来る)により、一人につき数千円の負担増を強いられている。敢えて古い車に

乗っている人も中にはいるが、経済的な事情で新しい車を買えない人も多い。そのような人たちから

絞った増税数百人分を、LS600hを購入したたった一人の富豪のために注ぎ込んでいるのである。

 

 

多数の貧乏人から集めた金を少数の金持ちの財産構築のために注ぎ込む。このような行為を「エコ」などと

いう目眩ましの言葉に踊らされて見逃してはならない。だが、新聞やテレビ、雑誌でさえも大スポンサー

「トヨタ様」のこのような行状については言及できないため、Webでしか伝えようがないのが残念である。

 

 

 

TOYOTA  NISSAN  MITSUBISHI  MAZDA  HONDA  DAIHATSU  SUBARU  SUZUKI  ISUZU  

                                                    

            

            

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