申し訳ないが、この車にはある種の不真面目さを感じてしまう。
安く、明るく、広くというのはデザインから伝わっては来るのだが、何か無理がある。
実際の窓面積より広く見えるようブラックアウトされた部分が多すぎ、見る人を
だましている印象もある。また、後席窓が開閉不可能であることが「誰のための車だ?!」
と言いたくなる要因となっている。エアコンの普及により開閉は不要だという人もいるかもしれないが、
窓の機能はそれだけではなく、家族が使用することを想定した車種では不親切である。
核家族が、たまの帰省で爺ちゃん、婆ちゃんの家に行き、また戻るというときに、
後席の孫との別れが真っ黒なスモークガラス越し、というのは全く不愉快であろう。
ここは窓を全開にして手を振るというのが人間の情に沿った正しいあり方では無かろうか。
窓面積が広い、ということをアピールするために窓の機能を犠牲にしたデザインであり
本末転倒の印象を免れ得ない。
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