広告より3
スバルレックス/ダイハツフェローマックス
スバル レックス
ダイハツ フェローマックス
軽自動車が「走る」場面を前面に押し出した広告は近年ほとんど見られない。
現在のセールスポイントは、いかに室内が広いか、いかに高燃費かというところに集中している。
そして以前のように普通乗用車と張り合うような肩肘張った意気込みも見られない。
「軽であっても普通車に負けないダッシュボードを持つ」
「軽であっても普通車に負けない走行性能を発揮する」
ということに関心を持つ人はもういない。そもそも軽自動車は今や家電同然の見方を
されてしまっており、昔の広告のような姿を軽自動車に求められることはもう無いのである。
360ccの極小排気量で精一杯頑張っていた頃の軽自動車の元気はその頃の人々の元気
そのものであった。2サイクルの安っぽい音を振りまきながら4人を乗せてまさに「MAX」の
働きを見せていた車こそが本来の「軽自動車」であり、軽く、飛ぶような姿が似合っていた。
スバルレックス=500kg フェローマックス=465kg
車重1t前後にも肥大してしまった現在の660ccを同じ呼び名でひとまとめにするのは何か抵抗感を感じてしまう。
996ccトヨタiQ、パッソ=890〜900kg
1242ccスズキスイフト=1000kg 1339ccホンダフィット=1030kgに対し
660ccダイハツアトレー、ホンダバモス=970kgという具合である。
軽くない軽自動車、小さくはないミニバンなどを何と呼ぶ?
TOYOTA NISSAN MITSUBISHI MAZDA HONDA DAIHATSU SUBARU SUZUKI ISUZU 他