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スカイライン(11代目)

 

 

経営の傾いた日産が、経営をカルロス・ゴーンに委ね、リバイバルプランで必死の再生を目指す中、

XVLという後輪駆動車が第35回東京モーターショーに出品された。「走行性能が従来車と格段に違う」

と、日産自身が日産の従来車を否定するような賛辞を付帯するほどの特別な扱いだった。

 

この時、スカイラインはシルビア、ローレル等と並んで整理対象候補の車となっており、

XVLはこれらの旧車名を廃止したあとの次世代車となる、ということが匂わされていた。

メカニズム的にもスカイラインの直列6気筒や、丸形テールランプなど、伝統とされるものは

一切受け継がず、明らかにスカイラインの後継車ではなかった。

 

平凡すぎる間延び顔

 

しかし、XVLが市販される時になると一転してこの車にはスカイラインの名が冠された。

日産の事情としてはスカイラインの名は特別な財産で、いくら不振といえども廃止には

踏み切れなかったらしい。とはいえスカイラインを別立てで開発できるほどの余力は再生中の日産にはなく、

走りのよいFRならスカイラインということにしてもよかろう。と、押し出されたような登場の仕方だった。

 

 

  

ミニバンの顔のほうがスポーティか

 

 

デザイン上も初めからスカイラインではなかったということから、きわめておとなしい、悪くいえば

間延びしたミニバン顔で「別にスカイラインでなくともよかった」と自分から言っているかのような顔つきであった。

 

スカイラインのような人気車では、モデルチェンジの際には大いに賛否両論が出るものだが、

それでも基本的には締まりのある、スポーティなイメージを踏襲していた。今回XVLのこの顔を

そのまま市販したことは「形から入るスポーティは過去の遺物」という提案かもしれない。

 

 

それをわかった上でも、この顔がスカイラインとなると未だに違和感を覚える。他の車を

酷評する自動車雑誌でさえ、「走りの良さ」を全面に唱え、デザイン上の異議はわずかに

「テールランプが丸形でないこと」にとどまっていた。スカイラインを酷評することはタブーなのだろうか。

コーナーリング性能がよかろうとエンジンレスポンスが最高だろうと、所有者でない我々には何の関係もないのが事実である。

中に乗り込まなければわからない良さなど、いくら言葉で説明してもらってもありがたみは薄い。

見て楽しむ立場の者には、あくまで外装デザインだけが自分で味わえる唯一のものなのである。

 

私はスカイラインの伝統といわれる丸形テールは、実は嫌いである。鳥除けの目玉マークの

ような、また、蛾の羽模様にある丸のような不気味な感じがする。スカイラインのテールというだけで

無条件に賞賛する人も多いが、本当に生理的嫌悪感はないのだろうか。今回、ミニバン顔になった

フロントマスクには大いに疑問を感じているが、反面丸形テールを捨て去ったことには賛成である。

 

  

私にとっては不気味なデザイン

 

あとから出されたクーペのテールには未練がましく丸形イメージをまた盛り込んでしまったが、

このようなことをあとからするのであれば、最初から「伝統にとらわれない」などという立場は

とらなければよかったのだ。その上CM上では旧スカイラインを登場させ、その恩恵にあずかろうと

いう一貫性のなさを見せている。伝統を振り切るのか、これからもすがっていくのかきわめて曖昧と言われてもしかたがない。

 

昔のスカイラインのイメージを借りるCM

 

 

伝統の復活?

 

 

丸テールでないリヤデザインには賛成

 

 

 

 

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