もう滅茶苦茶

 

 

エコカー減税の目的や効果がいったい何なのかわからない事態が発生した。

これまでもクラウンハイブリッドなど、ハイブリッドなら何でもいいのか!という疑問はあったが、

今回はなぜ減税しなければならないのか誰も理解できそうもない奇妙な事例である。

 

ハマーH3

 

BMW X5M

 

メルセデスベンツG550

 

ハマーH3、BMW X5M、メルセデスベンツG550・・・大金持ちの道楽息子が好みそうな

これらの反環境車(と思われるのだが)がなんと、国民の税金から補助が受けられる

「エコな車」に指定されたんだそうである。(2010年2月)重量車ゆえ燃費は良いはずもなく

まさに金持ちが維持費度外視で乗る種の道楽車である。それがなぜ「エコカー」なのか。

 

経済産業省は、「国産車販売促進のための減税制度」という外国車メーカーからの

非難をかわしきれないでいた。自信を持って設定したのなら「燃費を改善するよう努力せよ」

とはねつけても良さそうなものだが、実際に「エコより景気刺激」の下心があるためにその

指摘に抗しきれなかったようだ。重量車ほど甘くなる制度の欠陥を自ら利用する形で

経済産業省はこれら道楽車に「環境によいおすすめ車」のお墨付きを出すに至った。

 

「軽自動車の4WDグレードには補助金は出せません。」と言っている一方でのことである。

雪国のユーザーの足となる四駆には軽自動車のジムニーは×、V8 5300ccエンジンの

300馬力越えハマーH3であれば○としましょう、ということなのである。

 

国民から集めた税金を個人の車の購入の為に配るこの制度がこのような運営のされ方で

訴訟が起こらないというのが不思議なほどである。

 

 

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