FJクルーザー
かつて昭和30年代から発売されていたランドクルーザーFJ40系の人気にあやかり、
そのイメージを用いて北米向けに開発されたレトロカー的SUVである。
顔つきや白く塗られた屋根、リヤコーナーウィンドウなどに旧モデルのイメージを持ち込んでいる。
フロントウィンドウはできるだけ立ち上げてあるが、空力の関係もあり昔のような平面ガラスにはできなかった。
リメイク版としては比較的忠実に旧モデルイメージを現代に復活させたといっても良いであろう。
最近の乗用車然としたSUVのデザインとも一線を画している。
ドアは以前のような2ドアでも良かったかもしれないが、そこは現代の顧客の要望を考慮し、
変則4ドアとした。フロントドアを開けた状態でのみ開閉できる補助的なドアである。
これはRX-8にも採用されており、購入時に家族を説得する有力なツールでもある。
乗り込んでみると1.9mクラスの車幅があるにも関わらず、印象は閉塞的で軽乗用車のほうが
乗員空間があるのではないかと思える程である。ドアのレベルラインが高いのと、後席は特に
スモークのハメ殺し極小窓のみしか与えられていないことにも寄るであろう。
少なくとも、開放感を求めて野山に行くための車なのであるから、そこは先代並みの開放感
を再現するところまで気を配って欲しかった。オープンモデルを選べない現代ならなおさらである。
価格についてはプリウス並みで買えるモデルもあるなど、ランドクルーザーほど構えなくとも
乗れるようであるが、北米サイズであるため日本の林道には不向きであろう。
実際の日本国内の悪路走破はジムニーに任せ、この車はファッションカーという立ち位置になりそうだ。
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